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英単語学習のヒント

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7. antidisestablishmentarianism の意味は?  — 語の成り立ち

ここでは、難しい単語の意味の覚え方について述べたいと思います。英語の単語の中には、かなり特殊な長い単語があります。これは極端な例ですが
 antidisestablishmentarianism
という語があります。これなどは字数にして二十八字もある、とても長い単語ですが、「国教廃止主義反対」という意味です。 しかし、その意味を、この単語の成り立ちを理解せずに覚えようとすると、たいへん苦労することになるでしょう。

単語は、book のように単純な構造のものもありますが、長くなればなるほど、いろいろな要素が寄り集まってできています。 上にあげた長い単語の場合、中心になるのは establish(設立する)という語です。 それに dis- という「反対の動作」を表わす動詞を作る接頭辞をつけて disestablish で「制度・慣習などを廃止する、特に教会の国教制度を廃止する」という意味になります。
 dis- + establish = disestablish
その名詞が disestablishment で、-ment は名詞を作る接尾辞です。
 disestablish + -ment = disestablishment
それに「〜主義の」という意味の接尾辞である -arian を加えると「国教廃止主義の」になります。
 disestablishment + -arian = disestablishmentarian
さらに -ism という名詞を作る接尾辞を加えて「国教廃止主義」となります。
 disestablishmentarian + -ism = disestablishmentarianism
その語頭に「反〜」という意味の接頭辞 anti- がついて「国教廃止主義反対」という意味になるのです。
 anti- + disestablishmentarianism = antidisestablishmentarianism

つまり、これほど長い単語でも、その構造を分析してみると、中心になっているのは establish という短い語で、それに接頭辞とか接尾辞とかが、いろいろ付いてでき上がっていることがわかります。

このような単語の成り立ちについての知識があると、中心になる語の意味さえわかっていれば、どんなに長い単語でも、辞書を引かなくても意味を推測することができますし、もちろん、単語の意味を覚える際にも強力な武器になります。 接頭辞や接尾辞の知識を少しずつ増やしていくようにしてください。

長い単語の意味を覚える際にはその語の成り立ちに着目すること

 
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